大道芸などでディアボロを見たことがある方は、このエレベーターという技も見たことがある人が多いと思います。
垂直に立った糸を下から上へと上ってゆく不思議な技です。

エレベーターはディアボロの代表的な技のひとつで見た目によく、強い回転がかけられるようになれば難しい技ではありません。

行程は次の三つ。

1、できるだけ強い回転をディアボロにかける
2、素早く反周分だけ糸を巻きつける
3、締め付けて、ディアボロを上まで上らせる

それではやってみましょう。
1、できるだけ強い回転をディアボロにかける

エレベーターはある程度強い回転がないとできない技で、回転が弱いとすぐに止まってしまいます。
初めての時は強すぎると思えるくらいの回転をかけてみましょう。

2、素早く糸を巻きつける

強い回転がかかったら右手で半周分、糸を巻きつけます。

やり方はラップの時のように右のハンドスティックを下げて手前側からディアボロに巻きつけてゆき、腕を元には戻さずディアボロの下で軽く締め付けるように固定します。
左手は頭の上の高さまで持っていきます。


3、締め付けて、ディアボロを上まで上らせる

右手,ディアボロ、左手と縦に並んでいる形になっていますか?
その形から少し強めにディアボロを締め付けてください。

適度な力加減をすることで、ディアボロがするすると糸を上っていきます。
ただし締める強さが弱すぎると上らず、強すぎると回転が弱まりこれも上りません。
ちょうどよい力加減を探してみてください。
うまくできるようになったら巻きつける糸を手前側からではなく、左の糸の向こう側から巻きつけるようにすると、一番上まで上ったディアボロを左に振りながら戻すことができますよ。

ぜひ挑戦してみてください。
また上達すると、一度上がったディアボロを下ろし、再び上らせるような、ディアボロを行ったり来たりさせることもできます。

ディアボロに強い回転がかかった状態でしめつけられると、ディアボロは糸を伝って回転方向に向かおうとします。
その特性を利用して、ほかの技といっしょに組み合わせることもできますよ。

上達したら色々と試してみてください。