さてさて。デビルスティックの扱いになれてきたところで、今度は体を使ったアイドリングに挑戦!
といっても、基本はすべて今まで挑戦してきたことに含まれています。これは、いわば、デビルスティック入門の卒業試験!
体のまわりのあちらこちらで、デビルスティックをあつかえるようになれれば、デビルスティックはもう友だちさっ。
まずは、ハンドスティックを足の下に通してアイドリング(アンダーザレッグ)。

この技、行程は3つに分けられます。

1.センタースティックに「ため」をつくる。
2.ハンドスティックを足の下に通す。
3.センタースティックを足の下で受け止める。

さて、どれが一番大切な行程でしょう?

正解は、行程1、「ため」をつくること!
慌てず、正確にセンタースティックを返すために、この「ため」をつくるという作業がとても重要になります。

オススメの「ため」の作り方、それはハンドスティックでセンタースティックを受け止めることです。(他にも方法はありますが、この方法が「安定」という意味で一番だと思います。)
アイドリングやハーフフリップで行ってきたように、しっかりとハンドスティック上にセンタースティックを載せ、欲を言えば一瞬静止させ、行程2の時間を作ります。これが「ため」!

「ため」が作れないときには、ハンドスティック上にセンタースティックを静止させることのみを取り出して、練習してみるとよいですよ。
「ため」ができたら、その間にすばやく空いているハンドスティックを足の下に通します。通し方は、通す手と同じ側の足の下を通す場合(「オープン」と呼びましょう)と通す手と反対の足を通す場合(「クローズ」)とあります。オープン、クローズ、どちらも難易度に差はありません。どちらにも積極的に挑戦しましょう。

オープンにしろ、クローズにしろ、ハンドスティックの準備ができたら、「ため」ていたセンタースティックを返し、足の下を通したハンドスティックでアイドリングします。

好きなだけアイドリングしたら、もとの状態にもどります。

足の下に手を入れた状態は、思いのほか、不安定。うまく姿勢をキープできないときには、センタースティックをひとまず床において、足の下に手を通した状態で立つ練習をするとよいかもしれませんよ。
続いて、片方のハンドスティックを背中の後ろを通してアイドリング(ビハインドバック)。
。。。といっても、「足の下」ができれば、背中も出来たも同然!

「背中の後ろ」の場合は、行程2を

2.ハンドスティックを背中の後ろを通して、体の反対側に持ってくる。

と読み替えればOK!

ポイントも一緒です。足の下とあわせて、どんどん練習してみましょう。

ただ、この技、「体がかたいんですわ〜」という方には、ちょっとつらいかもしれませんね。
でも大丈夫!練習すれば、かならず出来ます。もちろん、からだを傷めないために、ストレッチをして、日々柔軟性を高めていけば、その分はやく上達しますよ。
からだのかたい方も、諦めずに挑戦してみてね。