小平ジャグリング倶楽部
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■東京都立保健科学大学 青鳩祭

2002/10/27(日) 出演:堤、やぐま、しんごうき

 冷たい雨に冬の足音を感じさせた前日とは打って変わり、「これぞ秋晴」と言わんばかりの天候に恵まれた10月27日(日)、東京都立保健科学大学・青鳩祭のステージに参加してきました。 バスを降りて、メインストリートを進むと周りを模擬店に囲まれた広場に野外ステージがあり、想像よりもお客さんの視線に近いステージを見て思わずニヤリ。 学園祭独特の雰囲気とも相俟って少し昂揚して楽屋に入りました。

 太陽がちょうどステージの真正面に位置取り始めたころ、客寄せを兼ねたパレードでステージに登場。 ピエロの堤さんを先頭に矢熊さん、植木くんの順で曲に合わせて動き、ステージから降りて集まり始めたお客さんの間を縦横無尽に縫ってアピール。 そこからステージに戻ってジャグリングショーがはじまり、オープニングは三人横一列に並んでのディアボロのハイトス。 そのまま"ハードパンチャー"のパフォーマンスへ。 早速、得意のデビルスティックでお客を魅了すると、笑いや拍手が絶えない、絶えない。 続いて今度は子供と一緒にシェイカーカップ。 続けて大人もステージに上げてクラブでパフォーマンスさせて会場全体のボルテージを上げていく。 「もっと見たい」という雰囲気のお客さんを残して、"しんごうき"とバトンタッチ。 お客さんから注がれる期待に応えるべく、自己紹介も兼ねた新ネタの「歩行者用信号機」を披露すると一風変わった笑いが起こる。 わかり易い技を中心としつつ、テクニカルな面も持ち合わせたパフォーマンスで、ハードパンチャーとは違った「拍手の波」を作り出した。

 大技成功の大波がおさまりかけると、どこからともなく"ピエロさん"が現れ、マジックによって不思議な世界へと誘っていく。 はじめは拍手が、次には驚きの声がステージに響き、最後には固唾を呑んでマジックを見るあまりにお客さんは言葉を失った。 そうかと思えば一転して水流星や皿回しで動きを入れて変化をつける。 前の二人とはこれまた違った雰囲気でピエロさんのパフォーマンスが終わるとラストはクラブのパス。 ハードパンチャーとしんごうきの息の合ったパスワークで見事に成功させ、拍手喝采のまま無事にパフォーマンスを終えました。

 気づいてみるとあっという間に一時間が過ぎていて、本当に楽しいパフォーマンスができました。 これもあのお客さん達の凄まじいエネルギーのおかげです。 全体を振り返ると三人の個性がうまく調和したバランスのよいパフォーマンスにより、お客さんの感情を「おもしろい」、「すごい」、「不思議」そして「ハラハラ・ドキドキ」と変化させることができたので、お客さんと一体となった素晴らしいジャグリングショーになったと思います。見てくださったみなさん、青鳩祭実行委員のみなさん、その他の方々、どうもありがとうございました。  また、会いまショウ!!